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補足 音圧の調整について

音源の音圧(人が感じる音の大きさ)の調整方法について少し説明させてください。
今回、このMixの前提として、原曲と同等の音圧で用意されたカラオケを使用して、原曲と同等の音圧にすることを目標にしています。
必要以上に大きすぎる音圧については、賛否あると思いますが、それは別の場所でお話を。

一般的なMixの方法として、取り込んだカラオケの音量を下げて、ボーカルが足された状態でも、レベルオーバーしないようにした上で、Mixの作業を行っていくという説明が多いように思います。

ただ、一旦下げた音圧は、最終的な原曲と同等の音圧にするために、戻す必要がありますが、音質や周波数特性を変化させずに、音圧を戻すという作業は、なかなか難しいです。音圧をあげる中で、ボーカルとカラオケのバランスが変わってしまい、Mixのやり直しになることもあると思います。

今回はあえて、カラオケの音量を下げないことで、一旦下げて元に戻すという調整の作業を省略した方法で説明しています。普段自分も同様の方法でMixすることが大半です。

考え方としては、原曲と同等の音圧のあるカラオケの上に、ボーカルを重ねて、大きくなった部分だけを、リミッターで抑える。その抑えられた状態を聞きながら、個々の調整をしていくという方法を採用しています。
少し効率を重視したやり方のような気もしますが、原曲と同じ音圧で、作業中のMixを確認し、お手本となる音源と聴きくらべながら、カラオケとボーカルのバランスを調整できるというのは、非常にメリットがあると考えています。

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